2019年竜の子会総会 報告書
今年も日本三名泉の一つである下呂温泉・下呂ロイヤルホテル雅亭において、竜の子会総会が開催されました。当日はあいにく台風6号が近畿から東海へと各地に大雨をもたらしながら接近、竜の子会開催時刻の18時には下呂あたりまで北上する予報となっていたため皆心配で早めの到着となりました。又、幸いにも交通機関は順調で、全員無事に会場に集合、総会は定刻通り始まりました。
今年の総会は例年の懇親会を中心としたものに加えて「竜の子会会則の一部変更」について討議、内容の承認を戴くことが主要なテーマでした。討議の結果会長提案に対して満場一致で承認されたことをまず報告いたします。
以降、「竜の子会会則の一部変更」に関する議事の詳細内容並びに懇親会の内容について順次報告させていただきます。
「竜の子会会則の一部変更」に関する議事内容の報告
〇 議題「竜の子会の会則の一部変更」
提案内容:竜の子会 会則第4条を下線箇所のように変更する
竜の子会会則:第4条(総会・総会の開催)
1.総会は、毎年5月の最終土曜日に下呂温泉で開催する。
蔵敷会長より提案趣旨説明が別紙資料に基づきありました。その要点は
・2020年の総会がオリンピック開催期間中に重なること
・開催時期は台風シーズンを避け、なるべく平穏な時期が好ましい
・出来る限り観光客の多いシーズンは避けたい
以上の点を考慮に入れ検討した結果、提案内容に至った旨の説明があり、参加会員全員で熟慮した結果、会長提案のとおり毎年5月の最終土曜日に下呂温泉で開催する事が満場一致で承認されました。
続いて蔵敷会長報告として増尾龍一先生令夫人武子様の近況報告が行われました。
先般、前田先生を始め、蔵敷会長、田制幹事長らのご夫妻等、計7名でお見舞いに伺ったそうです。その際、増尾ご夫人は極めてお元気でいらっしゃいましたとの報告がありました。お見舞い訪問の詳細は竜の子会のホームページに掲載されていますので、それをご覧ください。
懇親会内容の報告
(全員で一分間の黙祷)
故 増尾龍一先生、既にお亡くなりの会員の方々に一分間の黙祷を捧げました。
(山岸雅亭会長の歓迎挨拶)
下呂温泉は年間10万人以上の来客数を数え、近年外国のお客様が増える傾向にある。一方、2025年問題もあり、今後は若者の取り込みに着目した、温泉全体としての魅力創出が課題となっている。そんな中、当竜の子会様には毎年継続してご利用いただいている事に大変感謝していますという挨拶がありました。
(池田隆治 機械工学科同窓会 会長 の挨拶)
今年は鳥人間コンテストが昨日中止した事もあり本日この会に参加出来た事を喜んでいます。又、一昨年開催の機械工学科同窓会の50周年記念総会の際には当竜の子会から多数参加を頂いたことに感謝をしています。個人としては今年定年となりましたが、今までお世話になってきた工大の為に今後も続けて尽力していく所存ですとの挨拶がありました。又、10月最終土曜日に開催のホームカミングデーの大阪工大校友会
副会長としての立場からの参加の呼びかけをされました。
(乾 杯)
1961年卒の中村清嗣様のご発声で乾杯を行い懇親会に入りました。
(余 興・・・能の舞・演目「高砂」) 「能について」
1972年卒小松賢治様に能を披露いただきました。今年は年号も「令和」となり、竜の子会総会も50回余を数えています。そのお祝いとして、また皆様の不老長寿を願うとしてそれにふさわしい演目の「高砂」を舞っていただきました。
舞が始まると会場は自然と厳かな雰囲気・空気に包まれ約10分間の舞に全員が見とれてしまいました。能は室町時代から今日まで続く日本の伝統芸能で、戦国時代には天皇、武将たちの政ごとでありまた娯楽でもありました。今日の我々はこうした能に接する機会も少なく、今日はゆっくりと祝いの舞を堪能させていただきました。腹の底からでる謳いの声は、張りがあり聞く人々の心を震わせるもので、日ごろの鍛錬の賜物、本当に感服すると同時に、日本人として誇りすら感じたものです。披露下さった小松様に大拍手、心より感謝申し上げます。
(参加者各々の近況報告)
美味しい料理とお酒を頂きながら懇談が始まり、夫々学生時代を懐かしむと同時に色々な情報交換を行い楽しい時間を過ごすことが出来ました。また、懇談と並行して参加者各々が近況報告も行いました。近況報告は趣味の話、趣味から国家資格取得の話、健康維持の体験談、現在の仕事の話、中には身体の不調を克服した話、また今も不調を抱えながらも竜の子会には毎年参加しているという強い決意をもった話等々でした。参加者各位が色んな状況の中で、そこには何をおいても竜の子会に参加するという強い決意・エネルギーを感じとりました。と同時に皆同様に感じている事は、前田先生の底知れないエネルギー、目配り気配りのきいた行動力が作用しているから他ありません。先生に大感謝です。
(前田先生による懇親会の締めのお話)
現在、常翔学園全体として益々隆盛の一途にあります。工大キャンパスも順次建て替えが進み5号棟も間もなく建て替えられる予定です。また3年後には常翔学園創立100周年を迎える為、寄付金の協力もお願いしているところです。
会員の皆様には健康に留意いただき来年以降も元気でまた下呂温泉でお会いできることを楽しみにしていますとの挨拶で懇親会はお開きとなりました。
最後になりますが、本日の竜の子会を盛会へと導くために年初から大変尽力を賜りました前田先生、蔵敷会長、幹事役の皆様に心より感謝申し上げます。
来年また、多くの会員が参加されますことを祈っております。
2019年8月吉日 70年卒松浦重剛
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